
もくじ
そもそも、タピオカって何から出来てるの?
タピオカの原料は、キャッサバという熱帯性植物の根茎部分を使っています。なんとなくヤーコンに似ていますが、ちょっと違います。
日本では、ほとんど栽培されておらず、生での輸入は禁止されていますので、市場で生のキャッサバを目にする事はほとんど有りません。
キャサバには毒が有るので、皮をむいてしっかり煮た後、水でさらして、毒抜きをしてデンプンの粉末にします。これをタピオカ粉(キャッサバ粉)と言います。
このタピオカ粉(キャッサバ粉)に水を加えて練り、丸めながら加熱して、更に乾燥させた物がタピオカパール。
これを煮て戻すと、いつも食べているタピオカになるんです。
ちなみに、タピオカ粉(キャッサバ粉)は、冷凍うどんなどにも使われています。
「さぬき風でコシがある冷凍うどんだねぇ」って感心しているのは、タピオカ粉のモチモチ感を、うどんのコシと勘違いしているのかもしれません。

キャッサバの根茎

作付面積あたりのカロリー生産量はあらゆる芋類・穀類より多く、デンプン質の生産効率は高い。しかし食用とするためには毒抜き処理が必要なことや、毒抜きのために皮や芯を除去した芋はその場で加工しなければ腐ってしまうなど、利用の制約が大きい作物でもある。食用以外の利用範囲も広く、葉を発酵させて毒抜きし飼料として利用するほか、アルコール発酵によるバイオ燃料(バイオマスエタノール)製造も注目を浴びている。農作物としては、悪環境下(乾燥地、酸性土壌、貧栄養土壌)でも生育可能など、これまで農地とされなかった場所での栽培ができ、食糧問題や地球温暖化問題の解決への期待が大きい[3]。
なお、熱帯の都市では緑地帯の植え込みにも利用され、室内での観葉植物としても利用価値がある。観賞用の斑入りの葉の品種もある。
大きく分けて、苦味種と甘味種がある。
苦味種は、シアン化合物(青酸配糖体)のリナマリン (linamarin) とロトストラリン (lotaustralin) を外皮に多く含むが、大きな塊根を作るため、デンプン源作物として栽培される。甘味種は、毒抜きを行いふかしたり茹でたりすることで、食用にされる。味と食感は甘味の少ないサツマイモに似ている。
引用元:ウィキペディア
どうして黒いの?
タピオカ粉(キャッサバ粉)は白い粉です。
そのままタピオカパールに加工すると、当然、白いタピオカパールになります。
茹でて戻すと、半透明のタピオカが出来上がります。

白いタピオカパール
じゃぁ、黒いタピオカは、いったい何で色をつけているのでしょうか?

答えは『カラメル色素』
タピオカ粉(キャッサバ粉)にカラメル色素を混ぜて、黒いタピオカパールにしています。
カラメル色素って、砂糖を焦がした時のでしょ? って、勘違いしておられる方も多いそうですが、必ずしもそうとは限りません。
カラメル色素は、作り方によって4種類に分けられます。
そのうちの、カラメルⅢと、カラメルⅣには、2007年に発がん性物質に指定された、4-メチルイミダゾールが含まれています。
食品のラベルには、どのタイプのカラメル色素を使ったのか明記する必要が無いため、安価な発がん性物質が含まれているカラメル色素が使われている可能性が高いのです。
カラメル色素には大きく4種類ありますが、それは次のようなものです。
・カラメルⅠ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物を熱処理して得られたもの、あるいは酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅡ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリをさらに加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅢ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物にアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
・カラメルⅣ…デンプン分解物、糖蜜、または炭水化物に亜硫酸化合物およびアンモニウム化合物を加えて、またはこれに酸もしくはアルカリを加えて熱処理して得られたもの。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2016/05/post_15033.html
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結論。
タピオカミルクティ = 炭水化物(でんぷん)+ 砂糖(ショ糖) + シロップ(単糖) + 牛乳(乳糖) + カラメル色素
つまり、タピオカミルクティ = 糖質 + 糖類 + 糖類 + 糖類 + カラメル色素
たまには良いと思いますけど、常飲すると、間違いなく太りますね。

