今回からしばらくシリーズにしてお届けします。
順番に見て頂いて、実践して頂くと、心も体も健康になっていきます。
色々やるのは難しいという場合は、基礎編だけでも実践してみてください。
頭もすっきりして、体調も良くなっていきますよ!
講座は、次の通りに進みます。
- 基礎編3ステップ
- 知識編6ステップ
- 実践編9ステップ
それでは、早速進めます。
基礎編の1ステップ
「異性化糖・人工甘味料を摂らない」からスタートします。
異性化糖って、聞き慣れないかも知れませんが、じつは、いつの間にか沢山摂っている人が、多い糖質です。
例えば、清涼飲料水、スポーツドリンク、ドレッシング、ソース、加工品に含まれていたり、外食産業でも沢山使われています。
加工品の原材料表示では、ブドウ糖果糖液糖や、高果糖シロップ、コーンシロップなどと表記されてります。
まずこれを、1番最初に気をつけなければ、いけないというのを、理解するには、糖質について、少し勉強をする必要があります。
糖質は、糖類、少糖類、多糖類に別れます。
分類については色々な考え方が有るので、一番簡単な分類だと思ってください。
そして、糖類は、単糖類と、二糖類に別れます。
単糖類で一番有名なのは、ブドウ糖と果糖です。
その名の通り、単独で存在している糖です。
次、2糖類で有名なのは、砂糖の主成分のショ糖です。
ショ糖は、ブドウ糖と果糖の2つが結びついている糖です。
2つの糖が結びついていているので、2糖です。
次が少糖類、これは3~10種類の糖が、結びついています。
オリゴ糖などがその代表になります。
オリゴ糖も、キャベツやアスパラに多く含まれるラフィノースや、大豆に含まれるスタキオース、フラクトオリゴ糖など、色々なオリゴ糖があります。
次に、多糖類です。
多糖類で有名なのが、でんぷんです。
でんぷんは、何十~何千の単糖が結びついたものです。
でんぷんも、結びつき方によって、様々なでんぷんがあります。
ここを理解すると、何を食べたらダメなのかが、楽にわかるようになります。

炭水化物を食べて、口の中の唾液や、腸内の酵素で分解されて、つながっている糖が、バラバラになります。
そして、単糖になったら、腸から吸収をされるという訳です。
逆に言うと、単糖にならなければ、吸収されません。
なので、デンプンより、単糖や2糖は、吸収が早いということです。
ここまで、大丈夫でしょうか?
本題の異性化糖

これは、異性化糖の一種、ブドウ糖果糖液糖ですが、これは、ブドウ糖の液体と、果糖の液体を混ぜたものです。
だから、すごく吸収が早いんですね。
そして、糖の吸収が早いと、どんな悪いことが起きるかと言いますと、
ブドウ糖は血糖値をあげます。
そして、インスリンが大量に出てしまします。
インスリンが大量に出ると、脳内のホルモンバランスが崩れたり、一時的な快楽を得た様な状態になったり、それが続くと、常習性が出たり、ミネラルバランスが崩れて心と体のバランスが悪くなったり、過食や、ウツ、脳機能の低下などにつながります。
次に、果糖が急激に吸収されるとどうなるかと言いますと、
まず、小腸に負担をかけます。
小腸は、体の中に果糖を入れないように、防御してくれる働きが有るのですが、その時にすごく負担がかかるんですね。
そして、防御できずに、果糖が血管の中に入ってしまった場合、肝臓に負担をかけます。
そして、脂肪として蓄えられることになります。
更に悪いことに、ブドウ糖より果糖の方が、10~100倍AGEが多く作られることが分かっています。(諸説あり)
それだけ、体に負担をかけるので、小腸は、がんばって体の中に入れないように、してくれている訳ですね。
このように体に負担をかける、ブドウ糖や果糖が、そのまま体に吸収される、単糖の液体が、この異性化糖という訳です。
なので、ダイエットしてる人が、ジムに行った後にスポーツドリンク飲んだり、異性化糖が入ったドレッシングをサラダにかけて食べたりというのは、おかしな状態なのですが、多くの人がやっていたりします。
ダイエットに一番効果的なのは、糖質を抑えることですので、無意味なのです。
ダイエットについては、いつかお話させて頂きますが、今回は、とりあえず、異性化糖は摂ってはダメなんだと知ってください。
例えば、のむヨーグルトに、1本で、90g以上の糖類が入っているモノもあります。
腸内環境を整えるのに、乳酸菌をふやしたくて飲む。って方いらっしゃると思いますけど、乳酸菌が増えるどころか、異性化糖で腸内環境が悪化しますので、ラベルをよく見て、ご購入してくださいね。
ひとまず、今回は、異性化糖を摂らないということを覚えておいてください。
摂ってはいけない人工甘味料

ダイエット飲料や、ダイエット食品には、人工甘味料が使われています。
アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、サッカリン、ネオテーム、アドバンテーム、(キシリトール、ソルビトール、ステビア、エリスリトール)
カッコ内は、糖アルコール等で天然に存在するが合成する場合もある。
しかし、人工甘味料は異性化糖と同じか、それ以上に体に負担をかけるという研究結果もあります。
異性化糖のドリンクを飲み続けたグループと、人工甘味料入りのドリンクを飲み続けたグループでは、人工甘味料入りのドリンクを飲み続けたグループの方が、肥満や糖尿病になる確率が高くなったのです。
人工甘味料については、こちらの記事もお読みください。
カロリー控え目などの表示にだまされず、商品をご購入される時は、ラベルをよく見てくださいね。