初級編の3ステップ目「1日3食は必要か?」について考えます。
いま、1日3食摂るのが当たり前になっていますよね。
この事に、普段、疑問を持つ事が無い人がほとんどだと思うのですが、今回は、ここを掘り下げて行こうと思います。
日本人が、1日3食になったのは、江戸時代中期、1700年頃です。
今から、約300年程前ですね。
それまでは1日1~2食でした。
この、1日3食になったのは、ヨーロッパでも、ほぼ同時期に起こっています。
江戸時代中期に、なぜ3食になったのかは、様々な説がありますが、いくつかご紹介します。
1,1657年に江戸に「明暦(めいれき)の大火」がありました。
町を復興するために、大工さん、左官屋さんなどの職人たちが集まってた時、肉体労働者なので、1日2食では、ちょっとお腹が空いていていました。
でも、食事の度に家に帰ってもいられないということで、屋台や飲食店などの外食産業が栄えて、手軽に食事を摂るようになった。
2,照明用の菜種油が安く出回るようになり、起きている時間が長くなったとこと。
あんどんには、菜種油が最適だったのですが、とても高価だったので、庶民は日暮れとともに寝てしまうのが一般的でした。
しかし、菜種油が値下がりをして、庶民も買いやすくなると、夜に仕事をしたり、遊んだりして寝るのが遅くなり、3食とるようになった。
この2つです。
他にも、エジソン説や、陰謀論的な説もありますが、ここでは触れません。
とにかく、人類の歴史の中で、1日3回食べるようになったのは、つい最近の事なんですね。
人間は本来、そんなに多く食べていませんでした。

言い換えれば、食べる必要が無かったのに、食べるようになったということです。
1日1~2食の少食には、メリットが沢山あります。
- 免疫力が上がる
- 体重の減少
- 疲れにくくなる
- 肌がきれいになる
- 老化の防止
- 頭の回転がはやくなる
- ポジティブな考え方
- お金が少なくてすむ
これは、僕も実際にやってみて、実感しているものでもあります。
1日1〜2食が良いのは、なぜか?

簡単に言うと、食べ物を消化する時に、大量のエネルギーが使われるのですが、食べる量が少なくなると、その分、別のことにそのエネルギーが使われるようになるということです。
東海大学医学部の橋本一男教授らによる研究で、食べ放題にしたマウスの平均寿命が74週であったのに対し、食事の量を80%に制限したマウスは122週と、1.6倍以上に延びたことが、1990年に報告されています。
また、食べる量を控えることによって、細胞の老化を遅らせることができると確認されています。
がん、動脈硬化、高血圧、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病など多くの生活習慣病の予防になるという結果です。
また、アメリカの試験では、サルを30%のカロリー制限(腹七分目)によって、体脂肪、血圧、血糖値、中性脂肪値などが改善されたことが報告されています。
他にも、少食がもたらすメリットを科学的根拠で証明しているものは多くあり、世界中に少食にメリットが有ることわざも沢山あります。
ヨガでは「腹八分目は医者いらず、腹六分目で老いを忘れ、腹四分目は神の道」なんて教えもああったりありますし。
個人的にすごく興味深い格言?が、
「人は食べる量の4分の1で生きている。他の4分の3は、医者の糧になっている」
これ、ピラミッドに書かれているんですよ。

少なくとも4,000年以上前ということですよね。
そんな時代からお医者さん居たんだ、というのも驚きなんですが、古くから有る教訓が活かされていないというか、人間は、歴史を繰りかえしてしまう、愚かな生き物なんだなと痛感しています。
つまり、ずっと前から言われている事だし、科学的にも根拠もあるし、実感している人も沢山いるのに、どうして、広まらないのか? が、とても不思議な現象なのです。
1日3回食べることで、誰が特をしているんでしょうね?
現代人は、昔の人より、体を使ってません。
なので、食べる量は減らすべきなのに、逆に増えていっています。
厚生労働省も、1日3回食べなさいって言ってますが、その根拠は全く示されていません。
それを、ちょっと疑ってみませんか?
国が言っているから、本当ですか? 一旦、疑ってみませんか? って、いうのが僕の提案です。
これだけ沢山の証拠が有るのに、厚生労働省や、その役人、医療業界、食品業界、マスコミ、その関係している人だけが3食を推奨しているって、不自然だと思うんです。
厚生労働省や医療業界より、僕の方が信じれれないって方は、今まで通り3食召し上がって頂いたら良いと思います。
ただ、ちゃんと調べもせずに、何となくのイメージや、偉い人が言ってるからとか、有名な人が言ってるからとかだけで判断する、思考停止状態は、とても危険じゃないかと、個人的には思います。