【味覚】五味じゃなかった。六番目の味とは?《うま味だけじゃない》

五味じゃない六番目の味とは?

舌で味わうことが出来るのは、一般的に塩味、甘味、酸味、苦味、うま味の5つと言われていますが、実は6番目の味覚が存在していることが明らかになりました。

それは「脂肪味」

脂肪の味を感じることができる味蕾が舌には備わっています。

そもそも、なぜ味を感じるのか?

  • 塩味 … ナトリウムやミネラルを効果的に摂るため。
  • 甘味 … てんぷん(糖)を効果的に摂るため。
  • 酸味 … 腐敗した食品や毒を避けるため。
  • 苦味 … 腐敗した食品や毒を避けるため。
  • うま味 … たんぱく(アミノ酸)質を摂るため。
  • 脂肪味 … 脂肪(脂肪酸)を効果的に摂るため。

体に必要なものは美味しく感じて沢山食べるようになっていて、逆に危険だから避けなければいけないものも感じるようになっているんですね。

舌(味蕾)で味を感じて脳に伝達され、脳はそれぞれで違った司令を臓器などに出しています。

脂肪酸を感じない人が存在する。

しかし、残念なことにその脂肪味を感じ取ることが出来ない人がいます。

詳しくは判明していませんが、普段の食事が原因していると言われています。

特に、普段から脂肪や油を多く摂っている人や、食品添加物を摂っている人は感じにくくなっているそうです。

脂肪味を感じにくい人は、脂肪味を「甘み」や「うま味」と誤解してしまうそうです。

そうなると、困ったことに脂肪が多い料理を美味しいと感じたり、濃い料理になりがちになり、食欲をコントロールするホルモンの「レプチン」が効かなくなるレプチン抵抗性の原因になる可能性が高くなると言われています。

負のスパイラルに・・・

脂肪味を感じられるようになるには?

いま、自分が脂肪味を感じているか、感じていいないかは、実験によって分かることができます。

しかし、ご家庭で実験をするのは時間もかかりますし、時間と共に味蕾は変化しますので、あまり意味をなさないかもしれません。

それよりも大切なのは、常に味蕾を大切にしておくことだと考えておりますので、味蕾を鍛えるためのポイントをお伝えします。

美味しい味を感じられるようになって、体にも良いんですね!

味蕾を鍛える7つのポイント

  • ストレスを貯めない。
  • 亜鉛を摂る。
  • 人工甘味料や異性化糖を避ける(肝臓への負担を軽減)
  • 油ものを控える。
  • 濃い料理を控える。
  • 食品添加物を控える。
  • 過度の飲酒、喫煙を避ける。

できるとこからやってみてください😊