《ハッピーパウダーの作り方》ハッピーターンを作ってみた!【前編】

作った理由

自然食の講師としては、積極的に食べて欲しい訳ではありません。

この記事の意図は、原材料表示からヒントを得て、家庭でも似たものを作ることが出来るという気づきになったら良いなと思って書きました。

自分で考えて、工夫して、やってみて、結果がでる。お料理の楽しさを知って頂けたら嬉しいです。

亀田製菓さんにケンカを売るつもりは一切ありませんし、完全コピーを目指している訳ではありません。あくまで食育の一貫として楽しくご覧頂けたら嬉しいです。
原材料を見て私が想像して作成し記事にしております。実際の商品とは違います。亀田製菓さんとは全く関係ございません。

原材料表示を確認する。

  • うるち米(米国産、国産)
  • 植物油脂
  • 砂糖
  • でん粉
  • もち米粉(タイ産)
  • たん白加水分解物
  • 食塩
  • 粉末油脂
  • 酵母パウダー
  • 加工でん粉
  • 調味料(アミノ酸等)
  • 植物レシチン

せんべいとハッピーパウダーの原材料を想像する。

正直にお伝えすると、正確には分かりません。想像、仮説を立てて進めていきます。

キャリーオーバーなどもありますので全ての原材料が記載されていない場合もありますが、せんべいとハッピーパウダーで使われている原材料を想像してみました。

せんべいの原材料(想像)は、

  • うるち米(米国産、国産)
  • 植物油脂
  • でん粉
  • もち米粉(タイ産)
  • 加工でん粉

ハッピーパウダーの原材料(想像)は、

  • 砂糖
  • たん白加水分解物
  • 食塩
  • 粉末油脂
  • 酵母パウダー
  • 調味料(アミノ酸等)
  • 植物レシチン

ハッピーパウダーを取る。

まずは、ハッピーターンの表面についているハッピーパウダーをハケで取ります。

今回、白い紙の上で取りましたが、しばらく経つと紙に油がにじんできました。

せんべいに含まれている可能性がある植物油脂(ひょっとしたら粉末油脂も)と、ハッピーパウダーがせんべいに付きやすくするためと、香りをつけるために使われている可能性がある粉末油脂の油だと思います。

10本分のハッピーパウダーでこれ位の量になりました。(少しこぼれたので本当はもう少し多いと思います)

ハッピーパウダーを確認。

若干油を含んでしっとりしています。

味は、最初に塩分を感じ、徐々に甘みと調味料の味が広がり、最後は少し香ばしい香りと若干の酸味が口に広がりかなり長い時間口の中に残ります。

先味、中味、後味と計算されていると思います。

お塩や砂糖の粒の大きさなども意図的に変えてあるかもしれません。また、ひょっとしたらお砂糖も数種類使ってあるかもしれません。

個人的には、口に残る後味が苦手で、食べると口の奥とコメカミが痛くなってしまいます・・・

ハッピーパウダーもどきを作る。

ハッピーパウダーの原材料(想像)は下記の通りです。

  • 砂糖
  • たん白加水分解物
  • 食塩
  • 粉末油脂
  • 酵母パウダー
  • 調味料(アミノ酸等)
  • 植物レシチン

それぞれの原材料を、一般家庭で揃えられるものに置き換えてみた

  • 砂糖 → グラニュー糖
  • たん白加水分解物 → 某大手食品メーカーの調味料
  • 食塩 → 食塩
  • 粉末油脂 → なし
  • 酵母パウダー → 味の素
  • 調味料(アミノ酸等) → 味の素
  • 植物レシチン → きな粉
材料
  •  グラニュー糖 3.5g
  •  某大手食品メーカーの調味料 0.7g
  • 食塩 1g
  • 味の素 0.5g
  • きな粉 0.3g

たん白加水分解物は、たん白加水分解物を多く含む調味料に置き換えました。

酵母パウダーは酵母エキスの粉末ですね。ビールを作った後のビール酵母から作られます。化学調味料の代用で使われることが多いので味の素で代用しました。

配合していきます。

配合している様子↓↓

砂糖は今回グラニュー糖を使いました。上白糖の方がせんべいになじみやすいかもしれません。

たん白加水分解物はご家庭では入手できないので今回は使いませんでした。

代わりにたん白加水分解物を多く含んでいる某大手企業の調味料に置き換えました。

ちなみにたん白加水分解物は、こんな色をしています。

代用品(某大手食品メーカーの調味料)

食塩は、食卓塩を使いました。理由は精製塩よりサラサラ感がハッピーパウダーに近い感じがしたからです。

次は味の素。

加工食品には、調味料(アミノ酸等)が使われている商品が沢山ありますが、ご家庭で手に入りやすいのは味の素などのいわゆる化学調味料です。

化学調味料って言うと味の素さんに怒られちゃいますよ!

調味料(アミノ酸等)は、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウムなど、様々な化学合成されたモノを複数混ぜてたものです。

最後にきな粉です。きな粉は植物レシチンの代わりに入れてみました。

植物レシチンは大豆から作られているものがあります。そして、ハッピーパウダーをなめてみるとかすかに大豆のような香りがしましたので、きな粉を少量加えました。

当たり鉢で細かくする。

意外と細かくなりずらいです・・・

まだまだです。

これ位まで当たりました。

ふるいにかける。

ふるいにかけて残ったものを当たり鉢に戻して、再度当たってふるいにかけました。

それでも残ったものがあったのですが、それを外してしまうと味が変化しそうだったので、そのまま混ぜました。

ふるいにかける意味あったんですか?

・・・・

ふるいにかけたらコピーパウダーの完成です!

本物と比べてみる!

本物は油を含んでますので若干しっとりしていますので、見た目は少し違っていますが、味はかなりいい線いってると思います!!

せんべいにと一緒になって、油を吸った時にどうなるかが問題ですが、ひとまずOKです!

本物。

コピーパウダー。

左がコピーパウダー、右が本物。

味見をした後、つい親指を立ててしまうほどいい感じに仕上がったようです。

写真を撮り忘れたのですが、ハッピーパウダーをはがしたせんべいに、コピーパウダーをまぶして食べてみました。
けっこう近い感じになっていましたよ!

前編はここまでです。ご覧頂きありがとうございました!

後編はせんべいを作って完成させます。お楽しみに!