もくじ
ポップコーン用の品種
ポップコーンは文字通りとうもころし(コーン)から作られますが、とうもろこしならどれでも良いと言う訳ではありません。
普段私たちが食べているとうもろこしの主な品種はスイートコーンという水分が多くて甘い品種で主になりますが、
ポップコーンには、ポップ種(爆裂種)のとうもこしが使われます。大部分を硬い皮脂に覆われていますが、中央に水分を含んだ軟質な部位があり、加熱すると内部の水分が膨張し、種皮が圧力に耐えられなくなり破裂してポップコーンになります。


とうもろこしの種類
ポップコーンの作り方の前に、少しとうもろこしの種類についてお伝えします。
とうもろこしには沢山の種類と品種があります。
スイートコーン(甘味種)
一般的に食べられている『とうもろこし』はこの種類です。スイートコーンにも種類が3つあり、その種類の中にも様々な品種があります。
1,ゴールデンコーン

粒が黄色の品種です。
- ゴールドラッシュ
- みわくのコーン
- 味来
- おひさまコーン
- ピクニックコーン
- ミエルコーン
- キラキラコーン
- サニーショコラ など。
2,シルバーコーン

白い小粒のとうもろこしで、皮が柔らかいのが特徴です。
- ピュアホワイト
- バニラッシュ
- ルーシー90
- ホワイトレディー など。
3,バイカラーコーン

黄色と白が3対1の割合で入ってます。甘みが強く日本での主流の品種です。
- 甘々娘
- ハニーバンダム
- カクテル
- ピーターコーン
- ウッディ―コーン
- ゆめのコーン
- アンサンブル など。
ポップコーン(爆裂種)

大部分を硬い皮脂に覆われていますが、中央に水分を含んだ軟質な部位があり、加熱すると内部の水分が膨張し、種皮が圧力に耐えられなくなり破裂してポップコーンになります。もともとはフリントコーンから生まれました。
デントコーン(馬歯種)

デントコーンは主に澱粉(コーンスターチ)製造用、飼料用、さらに近年バイオエタノール生産原料として利用されてます。
アメリカ産のとうもろこしのほとんどはこの種類で、日本で栽培されているのは自家消費されほとんど流通しないので、自給率が0%になります。
とうもろこしの自給率は0%!と煽る記事を見かけますが、その統計は家畜の飼料用や工業用のとうもろこしです。
人が食べるとうもろこしの種類は、野菜に分類されていて自給率は99%です。
フリントコーン(硬粒種)
加工して食用・家畜用飼料・工業用原料に使われています。メキシコ料理のトルティーヤの原料です。
ワキシーコーン(もち種)

別名『もちとうもろこし』もちもちとした食感の品種。日本にも在来種があります。」黄や白以外にも黒や紫などの色を持っているのが特徴です。
ソフトコーン(軟粒種)
粒が柔らかく断面が粉状になる品種。粉にしやすい品種です。
ジャイアントコーン

通常のとうもろこしは16列あるのに対してジャイアントコーンは8列なため、粒が大きく育ちます。
遺伝子組み換え作物のようなイメージですが、実は、ペルー中南部ウルバンバ地方の標高約3000mのごく限られた地域でしか栽培できない特別なとうもろこしです。
ジャイアントコーンを他の地域に持っていき栽培しても、普通のとうもこしが育ってしまうそうです。不思議ですね
実は、とうもころしってすごく不思議な食物なんです。いつかご紹介しますね。
【参考】独立行政法人農畜産業振興機構トウモロコシの種類、製品の特性と用途
《焦げない》ポップコーンの作り方
材料(基本のポップコーン)
ポップコーンが膨らむと約20倍の体積になります。作りすぎに注意しましょう!
- ポップコーン 50g
- 油 15cc
- 塩 1g程度
作り方
- 鍋に油とポップコーンを入れて火にかける。
- 強めの中火にする。
- コーンが弾けたら鍋を振り続ける。
- 7〜8割りのコーンが弾けたら火を止める。
- 塩をする。
ポイント
- 弱火だと焦げます。
- 油が少ないと焦げます。弾けません。
- コーンが弾けはじめたら鍋を振り続けます。
- コーンが弾けはじめたら弱火にしたくなりますが、強めの中火を維持します。
- バターは焦げやすいので、基本のポップコーンを作った後、予熱で混ぜた方が美味しくできます。
オーガニックのポップコーンが安心ですね。自然食品店などで販売されています。







