《オーガニック》ポップコーンの作り方【焦がさないテクニック】

ポップコーン用の品種

ポップコーンは文字通りとうもころし(コーン)から作られますが、とうもろこしならどれでも良いと言う訳ではありません。

普段私たちが食べているとうもろこしの主な品種はスイートコーンという水分が多くて甘い品種で主になりますが、

ポップコーンには、ポップ種(爆裂種)のとうもこしが使われます。大部分を硬い皮脂に覆われていますが、中央に水分を含んだ軟質な部位があり、加熱すると内部の水分が膨張し、種皮が圧力に耐えられなくなり破裂してポップコーンになります。

ポップコーン用のポップ種(爆裂種)
皮が硬く水分が少ないのが特徴です。
スイートコーンの年間国内生産量25~30万トンに対し、輸入量は2000トンです

とうもろこしの種類

ポップコーンの作り方の前に、少しとうもろこしの種類についてお伝えします。

とうもろこしには沢山の種類と品種があります。

スイートコーン(甘味種)

一般的に食べられている『とうもろこし』はこの種類です。スイートコーンにも種類が3つあり、その種類の中にも様々な品種があります。

1,ゴールデンコーン

粒が黄色の品種です。

  • ゴールドラッシュ
  • みわくのコーン
  • 味来
  • おひさまコーン
  • ピクニックコーン
  • ミエルコーン
  • キラキラコーン
  • サニーショコラ など。

2,シルバーコーン

白い小粒のとうもろこしで、皮が柔らかいのが特徴です。

  • ピュアホワイト
  • バニラッシュ
  • ルーシー90
  • ホワイトレディー など。

3,バイカラーコーン

黄色と白が3対1の割合で入ってます。甘みが強く日本での主流の品種です。

  • 甘々娘
  • ハニーバンダム
  • カクテル
  • ピーターコーン
  • ウッディ―コーン
  • ゆめのコーン
  • アンサンブル など。

ポップコーン(爆裂種)

大部分を硬い皮脂に覆われていますが、中央に水分を含んだ軟質な部位があり、加熱すると内部の水分が膨張し、種皮が圧力に耐えられなくなり破裂してポップコーンになります。もともとはフリントコーンから生まれました。

デントコーン(馬歯種)

デントコーンは主に澱粉(コーンスターチ)製造用、飼料用、さらに近年バイオエタノール生産原料として利用されてます。

アメリカ産のとうもろこしのほとんどはこの種類で、日本で栽培されているのは自家消費されほとんど流通しないので、自給率が0%になります。

とうもろこしの自給率は0%!と煽る記事を見かけますが、その統計は家畜の飼料用や工業用のとうもろこしです。
人が食べるとうもろこしの種類は、野菜に分類されていて自給率は99%です。

フリントコーン(硬粒種) 

加工して食用・家畜用飼料・工業用原料に使われています。メキシコ料理のトルティーヤの原料です。

ワキシーコーン(もち種)

別名『もちとうもろこし』もちもちとした食感の品種。日本にも在来種があります。」黄や白以外にも黒や紫などの色を持っているのが特徴です。

ソフトコーン(軟粒種)

粒が柔らかく断面が粉状になる品種。粉にしやすい品種です。

ジャイアントコーン

なんでこれだけ絵なん?ですよね笑

通常のとうもろこしは16列あるのに対してジャイアントコーンは8列なため、粒が大きく育ちます。

遺伝子組み換え作物のようなイメージですが、実は、ペルー中南部ウルバンバ地方の標高約3000mのごく限られた地域でしか栽培できない特別なとうもろこしです。

ジャイアントコーンを他の地域に持っていき栽培しても、普通のとうもこしが育ってしまうそうです。不思議ですね

実は、とうもころしってすごく不思議な食物なんです。いつかご紹介しますね。

【参考】独立行政法人農畜産業振興機構トウモロコシの種類、製品の特性と用途

《焦げない》ポップコーンの作り方

材料(基本のポップコーン)

ポップコーンが膨らむと約20倍の体積になります。作りすぎに注意しましょう!

  • ポップコーン 50g
  • 油 15cc
  • 塩 1g程度

作り方

  1. 鍋に油とポップコーンを入れて火にかける。
  2. 強めの中火にする。
  3. コーンが弾けたら鍋を振り続ける。
  4. 7〜8割りのコーンが弾けたら火を止める。
  5. 塩をする。

ポイント

  • 弱火だと焦げます。
  • 油が少ないと焦げます。弾けません。
  • コーンが弾けはじめたら鍋を振り続けます。
  • コーンが弾けはじめたら弱火にしたくなりますが、強めの中火を維持します。
  • バターは焦げやすいので、基本のポップコーンを作った後、予熱で混ぜた方が美味しくできます。

オーガニックのポップコーンが安心ですね。自然食品店などで販売されています。

ポップコーン50gはカップ1/3程度です。

作り方動画