人工甘味料は太るってホント?


様々な食品や飲料に、人工甘味料が沢山使われていますよね。

特に近年は、カロリーや糖質を気にする消費者の方が多くなっているのも、人工甘味料を使った商品が多くなっている要因にもなっています。

カロリーオフ、カロリーゼロ、糖類ゼロ、糖類控えめ、などなど。一見、体に良いような気もします。

しかし、人工甘味料のことを詳しく知ったうえで、ちゃんと選んで、ご購入されている方は、少ないのではないでしょうか。


そこで今回は、人工甘味料について詳しくお伝えしていきます。

食品選びの参考にしてくださいね。

人工甘味料(合成甘味料)の作り方


まずは、人工甘味料と普通の砂糖の違いからです。

いわゆる普通の砂糖(白砂糖、グラニュー糖、黒砂糖、きび砂糖、てんさい糖など)は、サトウキビやてん菜など、植物や果物を原料にして、絞ったり煮詰めたりして作られています。

一方、人工甘味料は、人工的な合成により製造されています。

具体的な作り方は、企業秘密も有りますし、全てが同じでは無いと思いますが、独立行政法人農畜産業振興機構の資料を参考にご案内しますと…

アスパルテーム

アスパラギン酸とフェニルアラニンという二つのアミノ酸を結合させて製造されます。一部の工程に酵素を使用しながら、化学合成により製造されます。

スクラロース

砂糖に化学的な合成処理を行い、砂糖に塩素原子を3個加えて製造されます。
日本国内で流通している製品は、大半がスクラロースを開発した英国企業系の輸入品。

アセスルファムK

ジケテンという酢酸由来の物質と酸性洗浄剤などに利用されるスルファミン酸を反応させ、さらに無水硫酸を加えるなどの化学合成により製造されます。
日本国内で流通している製品は、アセスルファムKを開発したドイツ企業系の輸入品が過半を占めています。最近は中国産の製品輸入が増えています。

人工甘味料みたいな糖アルコール

そしてもう一種類。

人工甘味料と似ているのですが、自然界に有る糖を原料にし、様々な処理をして作られた、糖アルコールという糖もあります。


キシリトールやステビア、羅漢果エキスなど、一度は聞かれた事が有るのでは無いでしょうか?

ガムや、お菓子、ダイエット甘味料などに多く使われていますよね。

トレハロース、グリセリン、ソルビトール、甘草エキスなどもこの仲間です。


用途としては、人工甘味料と同じように使われています。そのためか、糖アルコールも人工甘味料として分類される場合もあります。


糖アルコールは、虫歯の原因になりにくい、体に吸収されにくいため低カロリーなどのメリットがあります。

糖アルコールはどうやって作るの?


ブドウ糖を発酵させたり、油を分解させたり、でんぷんを酵素反応させたりなど、様々な方法で作られています。

人口甘味料の甘さ比較(糖アルコール含む)


人工甘味料や糖アルコールと、砂糖との大きな違いは甘さの強さです。

味の素グループの製品”パルスイート”の主原料として有名なアスパルテームは、砂糖の200倍もの甘さが有ります。

砂糖の200分の1の量で同じ甘さを出す事ができるので、カロリーも、200分の1で済むことになるのです。

カロリー控えめや、カロリーオフをアピールできる、ダイエット甘味料やダイエット食品に、人工甘味料が多く使われているのは、そんな理由もあります。

※味の素グループ、パルスイートを批判する記事ではありません。

砂糖を1とした甘さ比較

甘味料 倍数 使われている製品例
砂糖(ショ糖) 1  
キシリトール 1 ガム、お菓子など
アスパルテーム 200 パルスイート、ダイエット飲料など
アセスルファムK 200 パルスイート、飲料、お菓子、ジャムなど
グリチルリチン(甘草エキス) 250 清涼飲料水、栄養ドリンクなど
ステビア 300 ダイエット飲料、カロリーオフ飲料、醤油など
サッカリン 500 歯磨き粉など
スクラロース 700 シュガーカット、焼き菓子など
ネオテーム 10,000 お菓子、低糖質食品、ダイエット食品など
アドバンテーム 48,000 お菓子、低糖質食品、ダイエット食品など

※倍数はおおよその数値を記載しています。

人工甘味料は、ダイエットになる?


人工甘味料について、様々な説や論文が有り、まだはっきりとした結果は出ていないのが現状のようです。

それらを簡単にまとめると…

人工甘味料は有害か無害かはっきりしていない。

ダイエットをしている人は、普通の飲料よりは、人工甘味料入りのダイエット飲料の方が有効という説がある。(逆もある)

脳卒中のリスクも、認知症になるリスクのいずれも、ダイエット飲料を飲まない人と比べて、ダイエット飲料を1日1回飲む人で約3倍も高いという研究結果がある。

そもそも、ダイエット飲料を飲むような人と、糖が入った飲料を飲まない人と比較したら、そんな結果になる気もしますけど…

人工甘味料そのものは体に害がなくても、それによって惹起される脳の混乱とそれによる食習慣が長期的に健康に悪影響を及ぼしてしまう。

人工甘味料によって腸内細菌が悪く変化してしまうという説もある

「カロリーゼロだから大丈夫」と過信するのではなく、体への悪影響の可能性が否定できていないので、できるだけ控えめに飲むことをおすすめする。

まとめ


人工甘味料であっても、天然甘味料であっても、

まずは、「糖を摂りすぎないこと。」を注意しましょう。


例えば、清涼飲料水には、とても沢山の糖が入っています。
コカ・コーラ500mlペットボトル1本には、炭水化物(糖質)56.5gも入っています。

もう、尋常じゃない量です。

(角砂糖に換算すると…って、誤解を生む場合が有るので、あまり使いたくないのですが)

角砂糖に換算すると、約19個分にもなります。


その異常な程入っている糖を、人工甘味料に置き換えた、ダイエットコークにしたからといって、安心なはずがありません。

そもそも、そんな異常に甘い飲み物、体には全く必要無いはずですしね。

砂糖の代わりにダイエットシュガーを使うのは?

助手のまいさん
先生、糖をなるべく摂りたくないので、料理にダイエットシュガーを使っているんですけど、どうでしょう?

 

つくさん
個人的には、砂糖をダイエットシュガーに置き換えるより、砂糖を控える方が良いと思いますよ。

 

助手のまいさん
でも、なんだか物足りなくなってしまって…

 

つくさん
薄味でも、しっかり味を感じられるように、お料理を工夫をすることで解決できるかも知れませんね。

 

 

助手のまいさん
えーー そんなこと出来るんですか!? ぜひ知りたいです!

 

つくさん
それでは、こんど、お話しましょう。


追記:糖が摂りたくなったら、茶色い炭水化物(玄米・全粒粉・十割蕎麦など)や、新鮮なフルーツ(ジュースではなく生のまま)がオススメです。

つくさん
炭水化物を完全に抜いてしまうのは、あまりオススメじゃないよ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。